2013年10月のコラム

●黒猫チャチャとの思い出。(続編70)
◆9月後半に掲載した内容の続きになります。
●チャチャキャッチャー。
・新たな季節への浮気心でも、まぁ〜ちらほら芽生えるってな、冬真っただ中、
 帰宅してだったか、夕食後だったか、入浴後だったんだかで、
 自身の2階の部屋でくつろごうかと階段を上がると、

 1階居間のブラウン管テレビみたいに
 寝床の1つにしたかったんだか
 あたしを差し置いて、なんなのあんたらぁ〜、
 そんで、その無表情は何ぃ〜だったんだかで、

 よほどご機嫌斜めだったのか
 避妊手術後のホルモンアンバランスだったのか、
 お手頃サイズのヘルメット部が鳥の頭でも連想させて、
 猫化の本能スイッチやらを刺激しちゃってたんだかで、

 当時、部屋のブラウン管テレビの上に飾ってみてた、
 貰い物を含めても全種類は揃わなかった、ユーフォーキャッチャーの景品、
 F1のむいぐるみの1つの、そのヘルメット部分にかぶりつき、
 猛獣の如く、床の上で振り回してたという、

 自身の気配を察して振り返り、あぁ〜、ポトリってな、
 こちらが部屋に入ってようやく気づく程の没頭っぷりというか、
 気まずそうに部屋を出て行くチャチャの姿に 苦笑いってな、
 同系統話は、時期を合わせて触れてみよっかなぁ〜といった、

 そのある物では、2度3度とやらかしてくれちゃってた事でも懐かしみつつ、
 続編29〜続編35で紹介してみてた、
 いやゆる、チャチャキャッチャーの事でも改めて触れ直してみますと、

 まだ名前が無かった頃の、幼き黒い子猫の、
 1階屋根と、その2階の自身の部屋に関連した、
 深夜エピソード後の話なわけで、

 その日の朝食後から、家の中への出入りが許され、
 その夜には、家の者たち総掛かりで、名前もチャチャと決まり、
 後に写真立てに収まる事となる、枚数を気にしながらのああだこうだの、
 フィルムカメラでの写真撮影会やら、新たな寝床発表ってな具合で、

 初めて2階に上がってきてた、その翌日からというもの、
 ある程度自由になったにもかかわらず
 1階屋根と唯一接する、勝手口前の、緑の葉生い茂るその落葉樹を登って、
 「開けてぇ〜」といった感じの可愛らしいアピールを、
 度々聞かされる事となっちゃってたわけなんですよね。

 まぁ〜だいたいの感じとしては、幼いチャチャの可愛らしい声が不意に聞こえ、
 2階の自身の部屋の、3つあった窓の中の、特に横に細長い高窓の網戸越しから、
 「ここ開けててよぉ〜」といった感じで、部屋の中を覗き込んでたというわけでして、

:「まぁ〜た上がってきたんねぇ〜」、
:「(?)どこどこから、はいれるようにしとろうが〜」、
:「降りきらんとに、何で上って来るかねぇ〜」、

:「チャチャー、ここは出入り口じゃないって言い寄ろうが〜」、
:「判ったねぇ〜、何べん上がってきても、ここは、開いとらんとよ〜」、
:「まぁー〜たきたんねぇ〜・さっき入れてやったばっかりやろうが〜」、
 といった具合で、

 当然といった感じではあるのですが、
 自分が自分の2階の部屋にいた時なんかじゃないと、
 この幼いチャチャの、ここ開けてアピールは気づかれなかったという、

 逆に言えば、
 2階の部屋に誰もいなければ、チャチャが1階屋根に上がってきた所で、
 その網戸や窓は開く事がなかったというようなわけで、

 2階の窓から部屋に入れてもらえるつもりで、1階屋根に上がって来てはみたものの、
 降りれないのに登ってきてしまってた、勝手口前の緑の葉生い茂る落葉樹ですから、
 入る事も、降りる事もできずに、1階屋根をうろちょろしてみてた結果なんでしょう、

 ようは、この幼いチャチャが、家の者それぞれを笑わさせてしまってたというような、
 新たなちょっとした1階屋根エピソードというものを、
 ご披露してくれちゃってたわけなんですよね。

 あれは、昼間だったか、夕方だったかは忘れちゃいましたが、明るい時間帯の時の事、
 居間でぼやぁ〜っとしてると、家の者の誰かが、玄関から入って来るなり、
 「チャチャが玄関の屋根の上で、なんか言いよるが〜、
  ありゃぁ〜降りれんくなっとっちゃないとねぇ〜」とか言ってきたもので、
 家にいた者全員が、玄関から外へ出て、その玄関の屋根の上を見上げてみた所

 チャチャが、その玄関の屋根の上から顔を覗かせ、
 2階の部屋の網戸越しで聞かせるような声で、何かをアピールしてたという、
 一先ずは、その光景に、笑い声が零れちゃってたというようなわけでして、

 それから取りあえずどうしたもんかといった感じで、
 脚立を出す前に、チャチャのいる玄関屋根のちょっと上にある、
 まぁ〜今いる所には、そこから降りたんだろうといった、
 1階の瓦の屋根の方からチャチャを誘導してみようと、

 自分ともう1人が2階へと上がり、部屋の窓から外へ出て、
 玄関屋根を見下ろす位置の、傾斜した1階の瓦屋根の縁から、
 2人で覗き込むようにしてチャチャを呼んでみると、そのチャチャの光景に、
 その場に居合わせた家の者たちが、納得と同時に大笑い。

 ようは、幼いがゆえのジャンプ力とでも言いましょうか、
 いわゆる、チャチャのお昼寝場所になっていた事を、以前にも少しだけ触れてた、
 居間の、ふくよかボディーのブラウン管テレビの上なんかにも、
 まだまだ上がれなかったような、可愛らしいジャンプ力を、

 何考えてるんやら〜、といった表情で、
 何度もご披露してくれちゃってたもんですから、
 「チャチャほら・もうちょい・ほらもうちょい」といった感じで、
 少しばかり楽しまさせてもらっちゃってたという、

 ひょいと降りれる高さでも、飛び乗れる高さではなかったというような、
 一先ず試してみてた、1階屋根からの声かけ誘導レスキュー法は、
 第2段階のチャチャレスキュー隊・脚立バージョンへと移項する事となり、
 1階の屋根へと上がってみてた、自分たち2人が玄関へと戻ってみると、
 その玄関先で、チャチャのおちょくられジャンプを楽しんでいた1人が、
 車庫の中にあった脚立を、運び出してきた所だったというようなわけでして、

 その者が、玄関の屋根の上で、不思議そうに覗き込んでるチャチャの位置を見ながら、
 その下辺りに脚立を置くと、自分がその脚立の押さえ役となり、
 脚立を運んできてた者が、第2段のチャチャレスキュー隊・脚立バージョンとして
 その脚立に、いざ上がろうとしてみてた時の事なんです。

 1人の家の者から
 「用心してよぉ〜、
  じいちゃんは、脚立から落ちて骨を折っとるんやけんねぇ〜」。
 「ああぁ〜、1人で剪定しよって肋骨を折ったやつねぇ〜」。

 「そうそう、俺とばあちゃんが、ちょっと前に手首を折っとったもんやけんが、
  手をついたら、手首が折れるかもしれんと思って手を引っ込めてたら、
  あっちゃこっちゃに、青たんやら擦り傷までつくって、
  手首の代わりに、肋骨を折ってしもうとったってやつねぇ〜」。

 まぁ〜いわゆる、家の者共通の笑い話ネタというもので、
 一頻り盛り上がらさせてもらってたというようなわけでして、
 それから、第2段階のチャチャレスキュー隊・脚立バージョンが始動をし、
 脚立に上がった家の者が、目の高さぐらいにきてた、玄関屋根の縁を掴んだ状態で、

 手の届く所にいる、チャチャシーサーに声でもかけてる様子といったものに、
 その場に居合わせた家の者たちが、ミッション終了やねぇ〜といった感じで、
 そのレスキューの瞬間を見届けるべく、チャチャレスキュー隊員の、
 脚立上のバランスでも気にしながら、眺めていたというわけなんですよね。

 そして、その家の者が、片方の手をチャチャへと伸ばしてみた時の事、
 何を思ったのか、その近づく手を、チャチャが見事なタイミングで交わしてしまい
 自分の位置からは、そのチャチャの姿が見えなくなってしまったかと思ってたらば、

 いわゆる、第1段のジャンピングショーの舞台である、
 玄関屋根の縁からはまったく手の届かない、1階の壁側辺りに座り込まれ、
 何を考えとんかい、といった表情のチャチャに、

 1番手で脚立に上がってみていたその家の者が、
 先ずはおちょくられるはめになっちゃってたという、
 ようは、チャチャと、その場に居合わせた家の者との、
 妙な知恵比べ大会みたいなものが、展開されちゃってたというわけなんですよね。

 最初は、その困ったちゃんを、
 ただ単純に下ろしてあげようといった感じだったものが、
 脚立に1番手で上がってみてた、その家の者の差し延べた手を、
 チャチャが見事に交わしてくれちゃってた事で、いつの間にやら、
 どうやってとっ捕まえようかといった感じに変わっちゃってたという、

 いわゆる、チャチャレスキュー隊から、
 チャチャキャッチャーの挑戦者といった感じの、
 どうでもいいような、ちょっとした知恵比べ大会といったものが、
 その玄関の屋根辺りで展開されてたというわけなんですよね。

 そんな感じで、チャチャキャッチャーの1番手となっていたその家の者の、
 脚立上でのアピールタイムが、先ずはご披露されてたというわけなんですが、
 その1番手が、チャチャを、なかなかとっ捕まえられないでいたといったその様子に、

 見物中の家の者たちなんかからは、
 自分が呼んだならば、すぐに寄ってきて捕まえられるはずと、
 「ほらぁ〜、ちょっとかわってんてぇ〜」と連呼されちゃってたわけで、

 その1番手の者が渋渋脚立から降りてみると、
 何を考えとるんやら、といった感じで、
 再びチャチャシーサーが、玄関屋根の縁から顔を覗かせちゃってたもんですから、
 思わず、その場にいた家の者たちが噴き出しちゃってたという、

 そんならやってみてんね〜、といった感じになっちゃってた、
 その1番手の者と、先ず交代してみてたのが、
 脚立を支えていた、自信満々の自分だったというわけなんですよね。

 そんなわけで、自分が2番手のチャチャキャッチャーの挑戦者として、
 その脚立へと上がってみてたというわけなんですが、
 いざチャチャシーサーの覗き込んでる、玄関屋根のその縁に手をかけてみれば、

 まぁ〜見事な感じで、こちらをおちょくるように、手の届かない所へと移動され、
 お前はそこにずっとおりたいんかい、といった感じで、
 チョロチョロと遊んでくれちゃってたという、

 そして、こっちの誘いにゃぁ〜、じわじわと寄ってくるも、
 とっ捕まるような気配でも感じちゃぁ〜、見事な間合で逃げて行くといった具合で、
 再び同じような光景をご披露しちゃってたというようなわけなんですよね。

 そんな感じだったもんですから、チャチャキャッチャーの1番手からは、
 当然の如く、「ほぉ〜ら〜いっしょやんかぁ〜、ほらちょっとかわってみろってぇ〜」
 などと、当人が家の者たちから言われてた分を、確り自分の方へお返ししながら、
 再チャレンジをアピールしてきちゃってたというようなわけでして、

 そうなると、今度はこっちが、渋渋脚立を降りるはめになっちゃってたという、
 そして、またまた玄関屋根の縁から顔を覗かせてる困ったちゃんでも見上げながら、
 脚立に上がろうとしている再チャレンジャーに、「どぉ〜せ、いっしょってぇ〜」
 とか言ってみてたんでしたよね。

 まぁ〜結局の所は、言ってた通りの、そのまんまのアピールタイムを、
 再びご披露してくれちゃってたというようなわけで、
 そうなると、またまた自分が再挑戦といった感じで、その1番手だった者と交代をし、
 どっちがおちょくりよるんやらといった事でもチャチャと繰り返しちゃってたという、

 そして、自身にとってのその2度目のチャチャキャッチャーの挑戦最中に、
 あぁ〜単純に食い物で釣れば、もしかしたら目の前まで来るんかなぁ〜といった、
 チャチャキャッチャーの新たな方法でもふと思いつき、

 その場にいた、手のあいてた他の家の者に
 「ねぇ〜ちょっと、ちゃちゃのあの器にさぁ〜、
  ちょっとでいいけん、なんか食べもんば入れて持ってきちゃらんかいなぁ〜」と、
 1番手の、再々チャレンジアピールといったものなんかを、適当に聞き流しながら、
 頼んでみちゃってたというようなわけでして、

 いざその手のあいてた家の者が、冷蔵庫の中にあった誰かの食べ残しを、
 チャチャの器に入れて戻って来ると、脚立上でそれを受け取り、
 ほぉ〜ら、これならどうだぁ〜チャチャー、といった感じで、
 チャチャキャッチャーを再開してみてたというようなわけなんですよね。

 まぁ〜器の中身がなんだったかなんては覚えちゃいないんですが、
 今までのおちょくり合いはなんだったのだろうかと言いたくなるぐらいに、
 こんな状況でも食べる気満々かい、といった感じで、食い物にあっさりと釣られ、
 ちっちゃな鼻の穴をおっぴろげ、目の前まで来ちゃっているチャチャ。

 そして、器の中に顔を突っ込んできた所で、片手に持っていたそのチャチャの器を、
 玄関屋根の縁沿いにいる自分の方へと近づけ、もう片方の手の動きが悟られぬよう、
 その器を少しずつ横へと動かしていくと、

 チャチャがその器を追って、自分の正面を過ぎた辺りで、
 ようやく背後を見せるように横を向いての、お食事タイムといった状況となり、
 チャチャの食い付きっぷりでも確認しながら、タイミングを計っていざ御用。

 いやぁ〜、背後から鷲掴みされちゃってた瞬間の、ビクっとしてたチャチャの様子や、
 「あぁ〜まだ残ってるぅ〜」といった名残惜しそうな表情なんかにも笑えましたし、

 このチャチャを、脚立の下の家の者へと手渡すべく、お腹側から掴み直して、
 その玄関屋根から、ひょいと片手で掴み上げた途端、
 いかに高い所好きのこの御転婆ちゃんも、足場の無い状況でのその高さに、
 思わず可愛らしい声を漏らしちゃってた事なんかも笑えてたですもんねぇ〜。

 そんなこんなで、1人の家の者に、お騒がせチャチャを手渡すと、
 別の者に、この玄関の屋根の上じゃぁ〜はなっから完食させるつもりはなかった、
 誰かの食べ残し入りの、お食事途中のチャチャの器を手渡し、
 自分も脚立を降りる事に。

 そんな感じで、
 1番手の差し伸べた手を見事に交わしてくれちゃってた事で始まってた、
 第1回チャチャキャッチャー大会は終了を迎え
 と同時に、困ったちゃんを、ただ単純に下ろしてあげようといった当初の、
 チャチャレスキュー隊・脚立バージョンも終了を迎えてたというわけなんですが、

 いざ降りようとしてた、その脚立の足元なんかでは、
 「それは私の食べ残しぃ〜・まだ食べるからぁ〜・ねぇ〜返してぇ〜」といった、
 どんだけ食い意地が張ってるんかい〜といった感じの、
 チャチャの、鼻ピクピク・ニャーニャーアピールに、

 「はいはい、判った判ったぁ〜、だいたい、あんたの器の中の食いかけなんか、
  誰も取りやぁせんってぇ〜、ほら〜、こっちおいで〜」と、
 チャチャの器を持ったその家の者に、いつものお食事場所へと誘導され、
 のりのりで付いて行っちゃってた光景なんかには、苦笑いといった感じでしたもんね。

 そして、何日後の事だったのかは覚えちゃいないんですが、
 幼いがゆえの好奇心と、おとぼけリピートといった所なんでしょうか?、
 ある日の明るい時間帯の事、玄関の方から聞こえてきてた、
 「まぁ〜たチャチャが降りれんごとなっとるがぁ〜」といった1人の家の者の声に、
 それぞれの「またねぇ〜」といった感じのリアクションでもご披露させながら、
 家の中にいた者たちが、玄関屋根の困ったちゃんにお呼ばれされ、
 その玄関先に、顔を出してみてたというようなわけなんですよね。

 そして、その玄関屋根の縁から、おとぼけモードでこちらを覗き込んでる、
 チャチャシーサーでも眺めながら、
 「なんかシーサーというよりは、招き猫やねぇ〜」、
 「そんなら、チャチャシーサーみたいな感じで、招きチャチャやねぇ〜」、
 「招きチャチャかぁ〜」、「うちの招きチャチャは、何を招いてくれるんかねぇ〜」、
 「いやぁ〜この招きチャチャは、家のもんしか呼び寄せんちゃないとぉ〜」、などと、
 それぞれに笑い声でも響かせながら、その困ったちゃんを玄関屋根から下ろすべく、
 再び脚立を準備してみてたというわけなんです。

 まぁ〜そんなこんなで、どのタイミングで耳にしてたのかは忘れてしまったんですが、
 その困ったちゃんでも見上げてる時に、横にいた1人の家の者から聞かされてたのが、
 「この前も一晩おったのに、まぁ〜た玄関の屋根に降りてからぁ〜、
  だいたい何を考えとんかねぇ〜」、
 「この前ぇ〜・えぇ〜いつぅ〜?」、

 「ほらぁ〜この前、家におらんやった時たい」、
 「あぁぁ〜そうねぇ〜これ2回目じゃなかったんねぇ〜3回目っちゅうことねぇ〜、
  それじゃぁ〜、一晩って〜、えぇ〜下ろしてやらんやったとぉ〜?」、
 「なんがねぇ〜、下ろしてやろうとしたのに、遊んでばっかりおるもんやから、
  そんなら朝までそこにおっとけぇ〜って、そんままほたっとったったい」、

 「そうねぇ〜そんなら、朝はどげんしとったぁ〜チャチャは〜、
  誰か来るのを覗き込んどったっちゃないとぉ〜」と笑みでも零しつつ聞いてみると、
 「なぁんが、そこの端っこ辺りで、こげんして丸まって寝とったごたったがぁ〜」、
 「へぇぇ〜寝とったんねぇ〜、だけど流石に、仰向けで万歳して、
  足をおっぴろげちゃぁ〜おらんかったったい」。

 そんなわけでして、その時にこれが第3回と知る事となってた、
 自分は参加してなかったもので、詳しくは紹介が出来ない、夜間から早朝にかけての、
 第2回チャチャレスキュー隊・脚立バージョンエピソードで、一盛り上がりをしつつ、

 2度やらかす事は、やっぱり3度目もやらかしてくれちゃってたかぁ〜というような、
 この時が、何れかの食後で、明るい時間帯だったという事は記憶している、
 玄関屋根が舞台となってた、チャチャと家の者たちとの、
 3度目の知恵比べ大会の開幕ってなわけで、

 玄関の所に、一先ず脚立は設置してみてたものの、
 食事をすませたばかりの、おとぼけチャチャだったもんですから、
 流石に前のようには、食い物では釣られんちゃないかなぁ〜と言った、
 そこに居合わせた家の者たちの共通思考に、

 取りあえず、ふと浮かんできてた新たな方法というのが、
 まぁ〜これならば簡単で確実だろうというような感じで、
 その時に何気なく、自分の視野の中に飛び込んできてた、
 玄関の近くでとぐろを巻いてた、屋外の蛇口のそのホース。

 ようは、自分たちの手の届かない所で、チャチャがまた遊び出してしまった際には、
 突然、水でも降り注いできてたならば、のん気には遊んでられないだろうと、
 その際には、その玄関屋根奥へ、水でもプレゼントしてやろうといった感じで、

 追い込み役の放水役と、脚立に上がる捕獲役に分かれ、
 濡れたくなかったら、とっととこっちに来いチャチャー、というような、
 第3段の、玄関屋根知恵比べ大会というものを、開幕してみてたわけなんですよね。

 そんな流れで、先ずは自分が、取りあえずの追い込み役の放水役として、
 脚立上の、1番手のチャチャレスキュー隊員の様子でも眺めていると、
 案の定、手の届かない所で遊び出してしまった感じの、お惚けリピーター・チャチャ。

 一応はチャチャレスキュー隊モードから初めてはみてたものの、
 あっさりと、チャチャ捕獲モードへと変わっちゃってたというようなわけで、
 遊べるもんなら遊んでみろと、目の前の蛇口を全開にし、
 ホースの先端辺りを軽くつまんで、玄関屋根奥へいざ放水。

 しかしながら、自分が当初予定してた、これならば簡単で確実だろうといった、
 この困ったちゃんへの、屋外シャワー捕獲作戦どこへやらで、
 脚立上の捕獲役の指示に、放水ポイントを微調整するも、

 その捕獲役の、「あららららら〜、奥の隅っこにいってしもおたぁ〜」というような、
 予定外の展開になってしまっちゃってたという、
 おとぼけチャチャへの、真夏の潤いプレゼント。

 そんな状況に、1番手の捕獲役が、放水役を代わろうと脚立を降りてきてたもので、
 どんな感じなのかと、2番手の捕獲役として自分が脚立に上がってみれば、
 そこには、間接的な水飛沫でも浴びながら、見事に固まっちゃってた、
 水も滴る困ったちゃんの、何とも言えないその姿。

 こりゃぁ〜どうしたもんかと、水浸しとなってた、目の前の状況でも眺めつつ、
 流石に、食い物では釣られんちゃないかなぁ〜と選ばなかった、
 食事をすませたばかりのおとぼけチャチャに、取りあえず試してみるかと、
 再びチョイスしてみてた、食事釣りバージョンのチャチャキャッチャー作戦。

 一先ず、おとぼけチャチャへの、その屋外シャワープレゼントを中断し、
 手のあいてた家の者に、何か食べ物を持ってきちゃらんかいなと声をかけ、
 そして、その脚立上で、チャチャの器を受け取ると

 目の前のびちゃびちゃ玄関屋根で、見事にご披露してくれちゃってた、
 お前は〜さっき食べたばっかりだろう〜というような、
 水も滴る招かれチャチャの、ちょっぴり呆れたお食事タイム。

 そして、前の時と同様な感じで、チャチャの食い付きっぷりでも確認しながら、
 背後から鷲掴みしていざ御用。
 再び見せてた、その瞬間のビクっとしてたリアクションやら、
 ひょいと片手で掴み上げた途端の、可愛らしい声なんかも笑えちゃいましたし、

 水も滴るこのお騒がせチャチャを、足元の家の者に手渡せば、
 その潤い具合を目にした1人の者が、
 このまま家に上がってもらっちゃぁ〜たまらんと、
 チャチャ専用タオルを取りに、その玄関から家の中へ。

 そうした所、脚立を降りる前に、家の中から響いてきちゃってた、
 「あぁぁ〜、まだあんたは、あがってきちゃだめぇ〜、うわぁぁ〜」というような、
 どたばたリアクションなんかに、思わず笑わさせてもらっちゃってたという、
 びちょびちょチャチャに、ブルブル乾燥まで確りされちゃってたと聞く、

 加湿たっぷりの、第3回・玄関屋根知恵比べ大会ってな具合で、
 その後は、懲りてたからなのか、ジャンプ力がアップしてたからなのか
 玄関屋根の招きチャチャからは、お呼ばれされずにすんじゃってたというような、
 コントみたいな、チャチャキャッチャー大会だったですもんねぇ〜。
(2013.10.28)

●垣根のおもてなし。
◆柿食うと 金に成すなり 裏返し。
 10数年程経つ、当時80代ぐらいの方との茶話みたいなものでして、
 ちょっとばかり広い土地をお持ちだったようで、お住まいと敷地の前の道に、
 少しばかり高低差があるような話をされてあったでしょうか。

 その当時に自身が話を聞いた前日の事だったそうで、
 以前から業者さんに庭の手入れを任せてあったらしく、
 そのAさんは、外せない朝からの用事が入ってしまい、
、出かける前に業者さんに軽い感じで、「柿は好きね」と一声。

 すると業者さんの返答は、「ものすごく好物です」、
 「そうね、こげん柿があっても1人じゃ食べられんから好きなだけ持っていきない」、
 みたいな会話をして、Aさんは出かけてたとの事。

 話によれば、Aさんのお住まいの敷地には、かなりの広範囲に柿木があるらしく
 業者さんがいる間は家を留守にするため、お茶の1つも出せないと思い、
 その代わりに柿でもどうだろうかと考えての御茶菓子代わり。

 その後、明るいうちに、用事をかたづけ帰宅したAさんの目の前には、
 どうにも信じられない光景が広がっちゃってたという、
 Aさんがリピートしちゃってた言葉を1つご紹介するならば、
 「好きなだけ持っていってよかよと、確かに言ったばってんさぁ〜」。

 信じられない光景とは、ご想像どうりの事でして、
 Aさんの敷地にある、数本の渋柿以外を除いた全ての柿の実を、
 業者が見事にお持ち帰りしちゃってたみたいでして、

 おもてなし返し〜ってな具合で、
 どう考えてもあの人数で、あの時間の間に全部取れるはずがないから、
 知り合いの専門業者でも呼んで、手伝わせたのだろうと言ってあったでしょうか。

 「そりゃぁ〜干し柿も好きよぉ〜ばってんくさぁ〜」などなど、
 「お茶の代わり程度に考えとったのに〜」と、常識の通じなかった相手に対しての、
 呆れるAさんの愚痴で笑わさせてもらってた事なんかが何気に思いだされる、
 再び懐かしんでみちゃってた、柿の種茶話といった所なんですけどね。
(2013.10.26)

●風の便り。
◆糸電話のささやき。
 10月以降というのは、何かピーントこない
 夏から9月ってな感覚での、自身の台風エピソードってな中、
 伝言ゲームでも連想させるかのような、27号や28号からの台風便り。

 義務教育時代だったか、耳抜け良好ってな具合で、隙を突き、
 耳の穴に息を吹きかける遊びが一息つくまでってのも、
 めんどくさかったなぁ〜ってな事なんかもよぎる中、
 ありゃぁ〜まったく別時期のいつぞやの旅行先だったか、
 観光タクシー利用時に案内されてた鍾乳洞だったですねぇ〜。

 暗がりが苦手な者がお連れさんだったもんで、その当人に一先ず聞けば、
 「人の流れについて行けば大丈夫やろう」との返答で、
 「大丈夫じゃなかったらすぐに言えよ〜」へは2つ返事で、
 自身の肩やポーチを掴む事を拒んでくれての、
 話かけたらあら何処〜。

 返答なしに振り返っての真後ろの人は、えぇ〜私〜ってな、
 互いにビックリのよそよそしさ醸し出し、
 放置はできぬと目を凝らしての、
 どこだどこだのリバース散策。

 大声を張り上げて名前を呼ぶには恥ずかしく、
 されども呼ばねば始まらぬ状況に、ささやきボイスでキョロキョロ戻りながら
 お連れさんの呼んでるであろう声にでも耳を傾けてたらば、

 近づく声に、ぎりぎりまでくつろがれ、
 お澄ましボイス一言で、さらぁっとすませてくれちゃってたという、
 あのなぁ〜と鼻息も荒れる、「ここにぎっとれぇ〜」だったですもんねぇ〜。
(2013.10.23)

●ご返杯。
◆寝返り解凍。
・ありゃぁ〜20代半ば頃だったでしょうかねぇ〜、
 60代ぐらいの方だったかとの世間話で
 メニエール持ちとの話に、ふと口をついて出てきちゃってたのが、
 「回るって、どっちの方に回ってます〜、右ですか左ですか?」。

 予想もしてなかったリアクションだったんでしょう、
 「えぇ〜どっちやったかいなぁ〜、右やったかいな左やったかいな」、
 そして、「右回りと左回りで何か違うとよ〜」ってな、
 娘さんと話し込むその光景に、

 いやいやいや〜どちらかって聞いても何も判らないし、
 回るってよく耳にしてたからどっち回りなのかなぁ〜ってな、
 人それぞれなんかいなぁ〜とか、その時々なんかいなぁ〜、

 北半球と南半球とで違うんやろかぁ〜、
 内回りとか外回りとか、前転後転とかぁ〜ってな、
 レベル話なんですけどぉ〜といった具合で
 こちらもリアクション返杯をいただいちゃってましたもんねぇ〜。
(2013.10.18)

●十人十色。
◆懐かしきカラー探偵。
・以前触れてた時点から、10数年ぐらい前になりますかねぇ〜、
 いわゆる、カラーセラピーみたいなものだったんでしょうか、
 今は接点のない、ある知った方が、
 色で何かしらを探るといった事に、ふと興味をもたれてたようでして、
 店舗内の入り口近くに、様々な色の液体が入ったボトルを飾ってあった光景を
 何気に思い出しちゃってたという、

 まぁ〜詳しくは判りませんが、
 当時、その出入り口近くのソファーに座っていると、
 ドアを少しだけ開け、顔を覗かせている常連さんらしき人が
 小声で「何々さんはいる」と、趣味多きその人がいない事でも確認しながら、
 ほっとしつつ入ってきてた光景なんてのには、
 思わず目を細めさせられちゃってたんでしたよねぇ〜。

 確かに好む色も時期や個人でそれぞれってなわけで、
 ふんだんな木ってなものにしてみても、
 えらいな違いになっちゃったなぁ〜ってな心境でしょうか。
(2013.10.16)

●日記がてらに取りあえず。
◆クルーズトレイン。
・30億円とか、76倍の中の28人とかで、
 赤き絨毯の敷かれたらしき博多駅6番ホームを、
 12時47分に出発したと聞く、
 日本発のクルーズトレイン、ななつ星in九州。

 って事は13時過ぎ頃にその辺りを通るって事かぁ〜とか思ってたらば、
 聞こえ出したヘリコプターの音とか、
 車窓の人たちに手を振って答えてあるような話でも味わいつつ、

 いずれは、この豪華寝台列車とも、沿線のどこかで、
 「おおぉ〜ななつ星やん」ってな感じで遭遇するんであろう
 流石にお子ちゃまが、座席に食べ物飲み物をああぁ〜ってな事はなさそうな、

 なんかこう〜、
 その古代漆色の列車内をこそぉ〜っと探検だけでもしたくなっちゃってる、
 今日この頃といった所でしょうか。
(2013.10.15)

●模様替え。
◆体質。
・当然の如く、必要性あっての事もあれば、
 気まぐれか、気分転換か、積もり積もってか、
 しっくりこずの、くたびれもうけってな事もある、
 始まり出すと誰もが一仕事ってな模様替え。

 そんなこんなで、
 健康診断に向けて、少しでも体調を整えようとする、
 まぁ〜判らないじゃぁ〜ないけれどぉ〜ってな事でもよぎらせつつの、
 見ればすぐに判るらしい物置痕跡に、
 渋い表情を浮かべてあった光景遭遇なんてのもふとよぎる、
 なんと言いましょうかの繋ぎ話なんですけどね。
(2013.10.12)

●実用とこだわり。
◆剪定話でも再び。
・今まで頼まれてあった植木屋さんというのがご高齢となり、
 お仕事をやめられてしまってたとの事で、
 ご自宅の庭の手入れというものを、新たな植木屋さんとか、
 シルバーサービスセンターの方などに頼まれてあったという、
 しっくり来る人を探してあったらしい、
 「なかなか言っている事が伝わらない」っってな笑い話によると、

 「日当たりが良くないからこの枝を切ってください」と言えば、
 「この枝を切ってしまったらおかしかですよ」と言って切ってくれないやら、
 「ここの小さな草花は残しておいてくださいよ」と言えば、
 「これを残しておくのはおかしかですよ」と言われ、抜いてしまわれたりと、
 いわゆる、職人さんの美的感覚と、ご本人の実用的な感覚の違いに苦笑い。

 そんなこんなで、いつ頃の事だったでしょうか、
 「昨日、自分で枝を切ってきたんですよ」と、
 爽やかな感じで湿布をはりまくって来られ、
 その時の様子を耳にしてると、
 危なっかしそうなかっこうで鋸を握っている姿というのが想像できてしまい、
 取りあえず、ご自身の年齢というものを意識してもらわねばと、
 言葉を探していた事なんかも懐かしめちゃうわけでして、

 その当時、目的があって育ててあった、茶花やハーブなんてのは、
 担当されるおじいちゃまたちに、
 「この辺りの、これと同じ葉っぱは抜かないでくださいね「
 といった感じで、わざわざ見せてお願いし確認をとっていたにもかかわらず、
 おじいちゃまたちの、達成感溢れる清々しき表情と共に、
 お庭の方も見事にきれぇ〜になってしまってたという、
 「あれだけ言ってたのにぃ〜」ってな笑い話なんてのもありましたっけかねぇ〜。
(2013.10.09)

●ハッスルハードル。
◆どんぐりコロコロ。
・自然が溢れる場所へ、観光がてらお友達と遊びに行ってたらしい
 ご年配の方の、からかわれお土産話でも改めて懐かしんでみちゃえば、

 ルート上がスロープ状となってた地点に差し掛かり、
 そのまま道なりに歩くと、かなり遠回りになるような場所だったとの事。

 視線の先には、30〜40メーターぐらい行った所に折り返し地点があり、
 道の脇には、そのまま歩くと通る事になる道を見下ろせるといった状況。

 そして、その折り返し地点には、特別見るような物が見当たらない上に、
 娘さん時代というのが、御転婆だったとくれば、想像通りのショートカット。

 当人から言わせれば、たいした高さではなかったようなのですが、
 「年には勝てなかった」と一言。

 ようは、お仲間さんが停めてた中、案の定引っ掛かっての、
 イメージとはかけ離れた、お手本のような派手な着地をご披露し、

 お仲間さんは下るスロープをダッシュさせられるやら、
 帰宅後の受診での、見事な肋骨骨折発覚。

 手足の擦り傷青痣をご疲労される中、
 咳やくしゃみで大変な所に、お友達からは当然の如く、笑い話攻撃で、
 確り遊ばれてしまってたようですけどね。
(2013.10.08)

●こもらす絶叫。
◆預かり人と拝借人。
・下校じに、自転車のタイヤをビニール紐で度々結ばれるもので
 何故かを尋ねれば、鍵を抜き忘れてる事を知らされ、
 ただただ恐縮しちゃってたという、
 学生の頃にお世話になってた最寄駅前の1軒の駐輪場。

 そんな駅が最寄駅ではなくなってから数年後の事だったか、
 親類の受験がらみで、自転車を使って行ってみるとの話に、
 自身が利用してた駐輪場を紹介してたらば、帰宅時の一笑い。

 駐輪代は先払いだったんだか、後払いだったんだかで、
 さぁ〜て帰ろうと、自転車の列から引き出そうとしてたらば、
 「その自転車は、誰々君のよぉ〜」ってな展開で、
 どう説明してもなかなか信じてもらえず、泣きたくなっちゃってたらしい、

 「なあぁんがそんくらいでぇ〜」と突っ込みつつ、
 「へぇぇ〜覚えてあったんやねぇ〜」、
 「まあぁ〜5年もお世話になってたけんねぇ〜」ってな具合で、

 「電話で確認ったって、家に誰もおらんやったらどうなってたんやろねぇ〜」ってな、
 管理人さんから、盗んだ自転車と勘違いされちゃってたらしい、
 懐かしき、盗難の日 連想なんですけどねぇ〜。
(2013.10.07)

●こだま。
◆街びこ。
・ありゃぁ〜何時ごろの事だったか、
 屋外から聞こえて来てた、御立腹女性の大絶叫。

 何事かと覗き込んでたらば、
 「あそこだぁ〜」ってな姿確認で、

 「あの止まってる車に、何か言いよるんかねぇ〜」、
 「なんて言いよるん」ってな具合で、よくは聞き取れぬ中、

 一先ず様子でも伺ってたらば、
 幸いにも、何事もなく静まっちゃってたもんで、

 様子を気にしてたこちらの方がポッカーンってなことになっちゃってたという、
 いつぞやの、フライングミステリー話ってなわけなんですけどね。
(2013.10.06)

●散歩の毛。
◆遠足という名の山登り。

・まぁ〜学生時代の遠足でよくやっていたのが、クラスの気の合う者たちとの、
 荷物もちゲームというわけでして、
 ちょっとした山頂が目的地となってた、
 高校時代のその遠足の事でも改めて懐かしんでみちゃえば、

 目的地が山頂で、最寄の駅まで交通費実費で現地集合といった、
 どこかのクラスなんかは、登山道をチョイスさせられてたようにも思う、
 車道がほぼ山頂まで続いている、その山のその舗装された道を行きも帰りも使い、

 そして、その山頂で弁当を食べて、集合場所のその最寄の駅まで帰ってくるといった、
 自分たちからしてみれば、「ただの山登りだろう〜」と愚痴ってたというような、
 年に1度実施されてたようにも思う、遠足と言う名のイベントというわけでして、

 改めて思い返せば、この遠足という名の、山登りというのは、
 天気の具合だったからなのか、もしかすると、2年に1度だったからなのか、
 特に印象に残っているのが、1年の頃の現地集合ピクニックという、

 それなりの生徒数がいた学校だったもので、全体を2つぐらいに分けての、
 一方は学校集合で、もう一方は現地の最寄り駅集合といった
 いわゆる、異なる目的地への、遠足イベントだったんですよね。

 そんなわけで、
 「遠足の日は、何時ので行くやぁ〜」といった自分の何気ない問いに、
 一緒に通学していた、別のクラスの同級の者とは、
 行き先が別々になってしまってた事というか、

 2ヶ所に分かれてのイベントという事をその時に互いに知り、
 「えぇ〜そっちは学校ね〜・俺たちの方は、何々駅に実費ぜぇ〜」とか言いながら、
 当日を迎える事となってたわけで、

 とにかく、自分の方の集合場所へは、自宅から2パターンのルートがあり、
 両方とも、2つの公共交通機関を使わなくてはならないといった状況での、
 遠回りになる、1つの方のルートだったならば、
 クラスの者とも待ち合わせができたのですが、

 初めての集合場所の駅とはいえども、
 遠足に行くのに、朝からわざわざ遠回りといったルート選択なんてのは、
 当時の自分にはなかったもので、
 結果的には、もう1つの近い方のルートをチョイスし、
 その集合場所の現地へは、1人で向かう事にしてたというわけなんですよね。

 まぁ〜当然の如く、乗り過ごしては話にならんと、
 見慣れぬ景色と、聞き慣れぬ駅名といったものに、
 取りあえずは意識を傾けてたわけなんですが、
 ふと気付けば、ある駅名のアナウンスに、目を覚ましちゃってたというわけでして、

 ただ聞き間違えてたのか、それとも降りなきゃいけない駅なのかが判断できずに、
 乗り継ぎも控えてたもので、慌てて降りてみれば見事に外し、
 時刻表からも、集合時間にはずいぶん遅れるといった事を知らされるといった具合で、

 さすがにそれはまずいと、駅前に待機していたタクシーに乗り込み、
 真っ先に尋ねた所要時間にほっとするも、財布の中身を心配されちゃってたという、
 行き当たりばったりでの、現地集合話だったわけなんですよね。

 そんなこんなで一先ずは無事に間に合い、クラスの者でも見つけると
 制服からジャージに着替え、これって余計な荷物だよなぁ〜と
 集合がかかっての一先ず整列。

 遠足と言う名の山登りみたいなものが、集合場所の最寄の駅からいざ始まると、
 まぁ〜ある意味で、暇つぶしも兼ねてたとは言えるんですが、
 クラスの中の気の合う連中6〜7人で、じゃんけんに負けた者が、
 決めてた数の電柱区間を、それらの荷物を抱えて歩くといった、

 ようは、自分の荷物を他人に持たせて、少しでも楽をして山を登ってやろうといった、
 それぞれが自分が負けた時の事など、まるで考えちゃいないというような、
 荷物もちじゃんけんゲームといったものを堪能しながら、
 山頂の渋渋ランチというものでもさせられに、
 遠足という名の山登りみたいなものが展開されてたわけで、

 電柱の数をどれぐらいにしてたかなんては思い出せはしませんが、
 そのコースの最初の方は、駅周辺の住宅地だったもんですから、
 じゃんけんに負けたとしてもたいした事はなかったものの、

 道に傾斜が付き出す頃には、荷物を持ってなくてもそれなりの疲れを感じ出し
 更に進めば、家は疎らになり、
 電柱の数も住宅地を通っていた頃が懐かしめちゃうといった感じで、

 最初の頃は、誰もがそれなりに余裕があったもので、ただ笑っていただけの、
 連続負けにしてみても、疲労と共に自然な流れで、新ルールというのが生まれ出し、
 続けて運ぶ事がないようにと、1回休憩ルールが、異議なしで付け加えられると、

 更には、道沿いにあるミラーや標識といったものも、
 その後、これまた異議なしでルールが変更され、カウントされるといった具合で、

 「だいたい、これは遠足っていわんやろう」と言った生徒の主張には、
 「登山道でもない、車も通れる普通の道は、散歩に毛のはえたようなもん」と、
 先生の1人に、さらぁ〜っと言われちゃってたという、

 まぁ〜ある部活の部員なんかは、おそらく顧問の先生が言い出してたんでしょう、
 余計な荷物まで運ぶはめになっちゃってましたもんね。

 ようは、自分たちが、荷物もち・じゃんけんゲームに真っ最中だった時の光景と、
 渋渋ランチを満喫してた、山頂での光景というものをよぎらせていると、
 ブラバン部の者の、ちょっとした光景を思い出しちゃってたわけで、

 その部の顧問が、おそらく言い出したんであろう、そのある事とは、
 《青空のもと、山の上の芝生の斜面に座り込んでの、管楽器による演奏》。

 おそらくは、外国の高原・民族衣装・ホルン、といった、
 何となく想像ができてしまう光景に、ブラスバンド部のその顧問が、
 見事に影響されちゃってたみたいで、

 ブラスバンド部に所属していた、手に持って歩けない事はないぐらいの、
 管楽器担当の部員たちというものが、
 余計な手荷物までもを、運ばなくてはならなくなってしまってたという、

 自分たちが言うのもなんなんですが、
 「ご苦労なこっちゃねぇ〜」だったわけで、

 まぁ〜結果的には、管楽器回収運搬車が、途中あたりで姿を現し、
 自分のクラスで該当していた、何人かのブラスバンド部員も、
 取りあえず、ほっとしていたような感じでしたが、

 自分たちなんかは、このくだらない暇つぶしを途中でやめようにも、
 最後が自分というのは、なんかむかつくと、
 結局の所は、ヒーヒー言いながらも、この荷物もち・じゃんけんゲームを
 渋渋ランチポイントまで続けちゃってましたもんね。

 そんなこんなで、どうにかこうにかして、山頂へと辿り着くと、
 その時の目的地での唯一の楽しみである、
 渋渋ランチでも取りあえず味わってたというわけなんですが、

 目的地到着後の話しとしては、
 食後の、一般生徒のくつろぎタイムというものに、
 ブラバンの演奏が、さりげないBGMになっていたというわけでして、

 ある種の屋外球技系の部員なんかは、食後のちょっとしたクラブ活動というもので、
 休憩時間が終わる頃には、へとへとになっちゃってたという光景なんかも、
 ふと思い出せちゃうという、

 山を降りる際の、帰り道の最寄の駅までの話なんてのは、
 ほとんど覚えちゃいないというような
 各自、最寄の駅まで交通費実費で、現地集合の、
 自分なんてのは、帰りの交通費を担任に数百円程借りて帰路についちゃってた、
 遠足という名の山登りだったですもんねぇ〜。
(2013.10.03)

●さぁ〜て10月ですねぇ〜。
◆クンクン。
・まぁ〜何というかで、欲する系統のイメージをして行っちゃうもので
 かなりの種類のどれどれクンクンをやらかしちゃってたという、
 店員さんも苦笑いこらえて鼻膨らます、こちらの嗅覚も疲労困憊ってな、
 極たまあぁに立ち寄ってたフレブランスコーナー。

・話は変わり、ありゃぁ〜いつ頃の事だったか、
 セールスや勧誘はご遠慮願ってる中、訪ねてきた方が、
 サインか印鑑までもを求めてこられたもので、ご遠慮させてもらってたという、
 何のポスターだったんだかで、
 「ちょっとでいいので貼らせてほしい」といった話やら、

 似たような感じの展開での、
 「割引券とかもあるんならぁ〜」、「幾らになります〜」
 「はぁぁ〜自分が購入しろってですかぁ〜、いらんですよ〜」ってな、
 よく判らない事とかもありましたっけかねぇ〜。
(2013.10.01)

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